"アイルランドのファンタジー"は、トゥルロー・オキャロラン(1670-1738)による民謡「聖職者の嘆き」に基づいています。盲目のハーピストであり、馬で旅をすることが多かったオキャロランは、多くの人にアイルランドの国民的作曲家と考えられています。

私は11歳の時、アクション満載のロールプレイングゲーム FATEをプレイしながら、背景で繰り返し流れる「The Clergyman's Lamentation」を聴いて、この作曲の旅に出ることを決めました。私がプレイした、背景にアイルランドのフォークソングが使われているゲームは、下の写真のようなものでした。
作曲のプロセスは、私がカーティス音楽院の「旧館」の練習室にいた大学時代(当時19歳)に始まりました。その時、フォークソングの正式な名前は知らず、子供の頃の音だけを覚えていました。メロディーをいじり、あちこちにコードを加え、数週間後にフォークソングに追加の内容を加えてアイルランド・ファンタジーの最初のバージョンを作りました。このバージョンは2014年にWorld Cafe Liveで初演されました。
残念ながら、最初のバージョンには満足できませんでした。人々は音が好きだったようですが、曲のエンディングが私には十分良くなかったのです。そこで、何ができるか考え直すために最初からやり直しました。曲の終わりを良くする方法として、任天堂のゲーム スーパーマリオワールド2のボウザーの城のボステーマから影響を受けることにしました。これは私が8歳の頃にゲームボーイアドバンスで遊んでいたゲームです。過去の音をどれだけ時間が経っても忘れないのは驚きです。

ボウザーの城のテーマがとても不気味に聞こえたのを覚えていて、たくさんの平行五度があり、この「感覚」がアイルランド・ファンタジーのエンディングにぴったりだと感じました。下に投稿したビデオでもこれらの平行五度を聞くことができます。
アイルランド・ファンタジーを演奏する準備はできましたか?楽譜はこちらで購入できます。
読んでくれてありがとう!
-Xavier Foley
